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ときめきに死す part.1
- 2012.02.18 Saturday
- エーガ
- 09:46
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- -
- by たたみ
さあさ、いつもの、長くて読むのがめんどくさい映画の感想文ですよっと。無駄に長くなったので、興味のあるとこ以外は読み飛ばし推奨でっす。
もう時期的に今さら感が漂うが、去年末に急逝した森田芳光監督を悼んで、ひとり森田芳光まつりを催している。
まあ、要は森田芳光の作品を満遍なく全部見てみよう!という誰も望んでない、自分的にもちょっとキツイ苦行に近い映画観賞を自らに課しているのです。
何が苦行か?というと、森田芳光監督はとにかく多作で、30近い作品群は量的にシンドイってのがまず一つ。
二つ目に、多作な作家にはありがちな事なのだが、駄作と良作がサンドイッチ状にならんでいるフィルモグラフィーの持ち主なのだ。森田芳光は。明らかな駄作を三本連続で見てしまった時は、いくら好きな映画監督といえども心が折れそうになる。
三つ目に、スタイルが変幻自在過ぎて、この人が面白いのか、つまらないのか、見ている内にだんだん分かんなくなってくるって事だ。
森田芳光はある時期から「流行監督」宣言を発し、新進気鋭の若手作家から商業映画監督に舵を切った監督として知られている。「家族ゲーム」の時に見せていたトンがった姿勢は近年ではほとんど見られなくなったが、代わりに森田は商業監督として、キッチリと結果を出し、日本映画界に確かな足跡を残していったのだ。
森田のフィルモグラフィーを見てると、そのジャンルの幅広さというか節操のなさは凄まじい。多重人格的と言わざるを得ない。
森田芳光 wikipedia記事
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A3%AE%E7%94%B0%E8%8A%B3%E5%85%89
渋い文芸映画も、アイドル映画も、手堅いエンタメも、時代劇などのジャンルものも、際どい企画ものも、どんな映画も難なくものにしてみせるその手腕は、異形としか言い様がない。
しかもどの作品も、エンタメ映画として申し分ないクオリティーを持っているのが信じられない。
似たような作家・・・を考えると、まず思い浮かぶのが三池崇史だ。しかし、三池みたいな本当に節操のないひと(イイ意味でね)と比べると、森田は何かが違う。
スタイルをとっかえひっかえしてるが、微かに各作品の奥深くに通底する作家性が見えてしまうからだろう。
例えるなら、スピルバーグの様な商業作家のフリをしたキ○ガイの可能性だってあるのだ。
しかしながら、あまりにもその実態が見えにくい!ので、一つ一つの作品をレビューしながら、映画作家:森田芳光の姿を考察していこうと思う。
量的にハードで、全作品を見れてないので、何回かに分けます。
ちょうど来月に遺作となる「僕達急行 A列車で行こう」が公開されるので、そのタイミングで完結させれたらいいなあ〜・・・
とりあえず、自分が観たものからレビューしていきます!
※ちなみに、こちらのブログで、
http://hori109.blog.ocn.ne.jp/blog/2011/12/post_6b4f.html
森田を評して、「ストレートな直球が余技にみえる才能」とあるが、森田の映画作家としての能力を良く言い表していると思う。
もう時期的に今さら感が漂うが、去年末に急逝した森田芳光監督を悼んで、ひとり森田芳光まつりを催している。
まあ、要は森田芳光の作品を満遍なく全部見てみよう!という誰も望んでない、自分的にもちょっとキツイ苦行に近い映画観賞を自らに課しているのです。
何が苦行か?というと、森田芳光監督はとにかく多作で、30近い作品群は量的にシンドイってのがまず一つ。
二つ目に、多作な作家にはありがちな事なのだが、駄作と良作がサンドイッチ状にならんでいるフィルモグラフィーの持ち主なのだ。森田芳光は。明らかな駄作を三本連続で見てしまった時は、いくら好きな映画監督といえども心が折れそうになる。
三つ目に、スタイルが変幻自在過ぎて、この人が面白いのか、つまらないのか、見ている内にだんだん分かんなくなってくるって事だ。
森田芳光はある時期から「流行監督」宣言を発し、新進気鋭の若手作家から商業映画監督に舵を切った監督として知られている。「家族ゲーム」の時に見せていたトンがった姿勢は近年ではほとんど見られなくなったが、代わりに森田は商業監督として、キッチリと結果を出し、日本映画界に確かな足跡を残していったのだ。
森田のフィルモグラフィーを見てると、そのジャンルの幅広さというか節操のなさは凄まじい。多重人格的と言わざるを得ない。
森田芳光 wikipedia記事
http://
渋い文芸映画も、アイドル映画も、手堅いエンタメも、時代劇などのジャンルものも、際どい企画ものも、どんな映画も難なくものにしてみせるその手腕は、異形としか言い様がない。
しかもどの作品も、エンタメ映画として申し分ないクオリティーを持っているのが信じられない。
似たような作家・・・を考えると、まず思い浮かぶのが三池崇史だ。しかし、三池みたいな本当に節操のないひと(イイ意味でね)と比べると、森田は何かが違う。
スタイルをとっかえひっかえしてるが、微かに各作品の奥深くに通底する作家性が見えてしまうからだろう。
例えるなら、スピルバーグの様な商業作家のフリをしたキ○ガイの可能性だってあるのだ。
しかしながら、あまりにもその実態が見えにくい!ので、一つ一つの作品をレビューしながら、映画作家:森田芳光の姿を考察していこうと思う。
量的にハードで、全作品を見れてないので、何回かに分けます。
ちょうど来月に遺作となる「僕達急行 A列車で行こう」が公開されるので、そのタイミングで完結させれたらいいなあ〜・・・
とりあえず、自分が観たものからレビューしていきます!
※ちなみに、こちらのブログで、
http://
森田を評して、「ストレートな直球が余技にみえる才能」とあるが、森田の映画作家としての能力を良く言い表していると思う。
世界に一つだけの花
- 2012.02.04 Saturday
- エーガ
- 20:09
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- by たたみ
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