<< 呆れるほどにシティー!はじけるほどにポップ! | main | 苦しみを擦り付け合うぼくら  2012 >>

スポンサーサイト

  • 2014.11.04 Tuesday
  • -
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

一定期間更新がないため広告を表示しています


命の選択を

ここ半年ほど、記事を書くペースが落ちてきて、ちょいと切ないです。このままじゃイカン。
もうちょい小まめに、積極的に書いていきます。
モチロン、自分の為に!!!!!!!
生存戦略〜〜〜〜〜〜!!!!!





・・・もうだいぶ前の話なんですが、ヱヴァQ見てきたんすよ。ちょっとその話をします。以下、壮絶なネタバレです。




http://www.evangelion.co.jp/外部リンク






もうすでに各所ですごい話題になっておりますが、とんでもない作品ですね!

近年、ここまで観客の要望に背を向け、コマーシャリズムに中指をおっ立ててる作品はない!!その事だけならば、よくやった!!と、全面的に褒めてあげたい。
前作、破がとんでもなくエンタメに振りきれていて、万民が拍手喝采で受け入れた作品だっただけに、今回のQ、そういったSEKENの熱気に冷や水を・・・いや、冷や水どころかブリザード級の冷気を浴びせている作品である。や、ネタとかじゃなくて、割とガチで。

物語は前作・破で、シンジくんが初号機に取り込まれる話の続きからスタートすると思いきや、意表を突きまくって14年後に時代が設定されている。それだけでも「???」なのに、世界の有様、人間関係、ついでに言えば前作までの設定、諸々・・・様々な事象が変わり過ぎてしまっていて、鑑賞中最初から最後まで強烈な「コレジャナイ」感が付き纏っていた。
そんな「ナニコレ?」「ナニコレ?」の嵐に巻き込まれ、永い眠りから覚めて何も分からないシンジくんの困惑を、我々観客が思いっきり共有してしまう唐突な導入部は、何気に上手いと思った。全然楽しくはなかったけど。


今作の凄い所は、序・破で積み上げた全てを見事に台無しにしている点だ(それもガチで意図的に)。
旧エヴァのストーリーラインから逸脱しつつも、エヴァンゲリオンとしか言い様のない高揚感に溢れたアクション大作に仕上げた傑作「破」の完成度を、観客の熱気を、ついでに言えば商業的な見込み(ま、でもこれは多数の信者がいるから大丈夫か・・・)、既得権益とでも言えるその全ての旨みを放り投げて、デストロイしたのが、本作Qだ。
そこには、安易なキャラへの感情移入や下劣な下馬評を全て一掃する様な清々しさに満ち溢れている一方で、総監督・庵野秀明の悲愴なまでの決意と覚悟も受け取れる。
巨大化し、もはや社会現象となって独り歩きしてしまったエヴァンゲリオンという物語を、再び自分の作品として自分の懐に回帰させる。今回は、その為の一つの儀式なのでは?と思わせるほどに、凄まじいトンガリ具合だった。
結果、制作者の目論見通りなのか、本作で振るいにかけられた観客も実に多く、レビューサイトでは満点か0点かの両極端な評価に分かれている。

ここまで盛大なちゃぶ台返しをしてまで、結局新ヱヴァは何をやりたいのか?答えは次回作まで分からない。これはひょっとしたら、アニメ史はもちろん、日本映画史においても伝説になるんじゃないか。我々はその歴史の証人になれるのではないか・・・!?
それを考えると、とてもハラハラする!早く続きが見たい!!



・・・と、いうのは半ば建前で笑

今回、ちょっとコレはないんじゃないか、という描写もいっぱいあって、結構不満である。


・世界観の説明が不十分過ぎる。
劇中無数に出てくる謎ワードについては、まだエヴァのお家芸で済むけど、14年後のQ世界が一体どうなってしまってんのか?その描写が不十分過ぎる。分かりやすい例で言うと、新生ネルフ、職員3人しかいないのかよ!?とか、ヴィラとネルフ以外の人類ってどうなってんの?とか。
想像力の余地とか、そういう問題ではない。現に、、、Q世界ってどんな世界?と他人に聞かれても上手く説明できないんだもの!!これは説明不足以外の何物でもない。
エヴァは謎が散りばめられて難解な様に見えて、そういう世界観などの基本的なとこはきちんと描写するアニメだったので、とても不満。

・全体的にドラマ部分の演出が下手に感じた。
特に、シンジくんが付けるバトルロワイヤルライクな首輪の設定は相当無駄使いをしていて頭にきた。上手く使いこなせば、ミサトさんがものすごくオイシク描けるのに!!!!!!

・前作「破」以上に新キャラの存在価値が希薄。
ヴィレの人達、あれ、要る?今回見た人の中で、ヴィレのメンバー言える人、いる?あのトップ2の雑魚キャラっぽい人達、必要かな〜。今まで「ふしぎの海のナディア」や「トップをねらえ!」での脇役使いの上手さからは信じられない失態。
さらに、前作はただの噛ませ犬でしかなかったマリちゃんは、今回も全然活躍をしないので、その疑問はますます加速していく・・・
全く新しい世界観に刷新したんだから、新キャラをもっと活躍させてよ!!

・戦闘シーンが全てゴチャゴチャして分かりにく過ぎる。
一番の問題点。カット割り過ぎ、画面が散らかり過ぎ。動きの苛烈さや情報量を意識し過ぎてワケワカメになってる、典型的なダメアクション。
「これ、カッチョイイっしょ?」ってなオレ様臭ばかりが漂っている。
マンガ家の榎本俊一が、映画のアクションとは始動点と終着点がありその間の流れを見せるものである、と言っていたのだけど、今作でのアクションは始まりと終わりもなければ、ぶつ切りの映像が一体、アクションのどの部分で全体がどんな流れなっているのか・・・いや、それ以前に、画面上で何が行われているのか、全く把握できないのである。なんか、ゴチャゴチャ良く動いてるなあ〜と。ただそれだけの感想。
大いなる不満点。ストーリーの分かりにくさよりもとにかくアクションがひどかった・・・

多分、今回の見所なのであろう、艦隊戦もすごくビミョー・・・最近NHKで再放送しているナディアを見てるだけに。



と、色んな文句を垂れましたが、これらを一言でまとめると「作劇に対してテキトーすぎ」なのである。


レビューサイトでは「観客置いてけぼり」や「自己満足のオナニーショー」という批判もあったが、それは監督の意図的な部分なので、ある意味的外れな指摘と言える。
そもそも旧作自体が、そういった破綻が魅力のアニメだったのだから。
そうではなくて、旧エヴァがお話としては破綻しながらも何故人気を集めたのか?というのが大事な事項のはずだ。

旧エヴァが何故、歴史に残るアニメだったのか?
当時エヴァは、「ロボットアニメの総決算」と言われるほど、最高峰のクオリティーを誇った作品だったからだ。
メカとアクションと美少女。オタクの求める刺激にバッチリ対応し、エポックメイキングなキャラ造形や謎めいたストーリー展開が視聴者の心をグッと掴んでいた。
だからこそ、そのクオリティーや人気をかなぐり捨ててまで、クリエイターの暴走に殉じた最終回は事件となったのだ。

じゃあ、ヱヴァQはどうだろうか。
一見すると、先の読めない展開や観客の期待を裏切る大変化は、旧エヴァを彷彿とさせるが、ただ、それ自体が旧エヴァの模倣に過ぎないのではないか。
Qの思い切った展開は、物語性の必然やクリエイターの表現欲求の帰結とゆうよりも、本来あるべき正道や本筋から外れる為のものでしかない様に見える。つまりは破綻の為の破綻なのではないか?
そこには、クリエイターの抑えがたい表現衝動の末に暴走を果たした旧エヴァと比べて見る影もない。

単純な話、Qは何が起こっているか分からないし、よしんば分かったとしてもそれほど物語に感情移入も出来ない。キャラやアクションに対する没入度の低さが露骨に出てしまっている。
作劇というのは、観客をストーリーテリングの罠にひっかけて、物語に没入させる事である。そういった基本的な手続きを踏まないで、無理に観客を煙に巻こうとしているから、Qは失敗している様な気がしてならない。
誰も気にかけない、燃え広がる物なんてない場所で火を焚いたって、誰も注目しない。
うーーーん。というか、火を焚く為の燃料すら、この作品には不足している気がするぜえ。



まあ、といった感じで長々と文句を挙げつらっていきましたが、次回作が楽しみなのは変わりません!!
早く見たい早く見たい早く見た〜〜〜〜〜〜〜い!!!!!

だって考えてもみてよ?
今回のエヴァQの失態はかつてのマトリックスシリーズに似ている。
1作目の革命的ヒット〜2作目でのパワーアップ!そしていよいよ満を持しての完結編・・・!
と、そうやって積み重ねられた様々なファンの期待を見事に裏切り、堂々たる【迷作】として完結してしまった、「マトリックスレボリューションズ」。
今回のヱヴァQはこの「マトリックスレボリューションズ」に当たる作品だと言える。

しかし、しかしだよ?その「マトリックスレボリューションズ」に更なる続編があります!!!!
と、言われたらあなたはどう思う?ドキドキしてきませんか?


そういった意味で、新生ヱヴァ、完結編が出るまでは死ねない!!!!!!30代になってもエヴァを追いかけていられる喜び。
それを噛みしめながら、僕は日々を過ごしていきます。

スポンサーサイト

  • 2014.11.04 Tuesday
  • -
  • 07:53
  • -
  • -
  • -
  • by スポンサードリンク

コメント
コメントする









この記事のトラックバックURL
トラックバック
calendar
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30      
<< April 2017 >>
sponsored links
ツイッター sumou_zanmai
selected entries
categories
archives
recent comment
recent trackback
links
profile
search this site.
others
mobile
qrcode
powered
無料ブログ作成サービス JUGEM