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  • 2014.11.04 Tuesday
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光光光  前編

この前、友人と話していて(まあ、例によって友人とはなめろっか君なんですが)、映画のヒロインでは誰が可愛ゆいか?という話で大いに盛り上がった。
そして、自分のお気に入りの映画ヒロインを次々と述べていく事によって、図らずも自分の好みが透けて見えてきてしまったので、
恥ずかしながらここに

たかだたたみ的、胸キュン映画ヒロイン十選を公開させて頂きます!!

※注!!かなり偏ったセレクションです!!!!
あと、ネタバレ注意です!!!!!!




花とアリス    岩井俊二 監督
アリス(演:蒼井優)



少女二人の何気ない日常をスケッチした、大傑作少女映画。
小っこくて天真爛漫でほんわかしていて、しかしそんな中にも少し知性のかけらを匂わせる・・・そんな蒼井優の芸風を一発で確立させてしまった記念碑的作品!!
当初はダブル主演である鈴木杏の方が、知名度もキャリアも遥かに格上だったが、本作ではそんな鈴木杏を蒼井優が完全に「食ってる」のがマジですごい。そんな蒼井優の化け物クラスの可愛さを、本作では堪能できる。

ここで一番恐ろしいのは、劇中での鈴木杏と蒼井優の力関係の変遷だ。
前半部での二人の力関係のバランスは等分だった。学校の帰り道に電車で見かける男の子への妄想を共有する二人の間には等価の時間が流れていた。
しかし、鈴木杏ちゃんが高校の先輩に憧れ、その先輩が蒼井優に恋慕して見事に綺麗な三角関係に発展する中盤辺りから、蒼井優は牙を剥く。だんだんと鈴木杏ちゃんを隅に追いやって、蒼井優だけが可愛いく撮られたショットばかりが目立ってくるのだ。(そもそもこの映画は、定期的に出されていたショートムービーを一本にまとめたもので、章と章の間には現実の時間でも隔たりがある事にも留意しておきたい)

極めつけは最終章。この章では杏ちゃんは全く登場せず、ただただ、蒼井優の神々しい可愛さをカメラが収めていくだけの章なのである!!要は、蒼井優のプロモーションムービーでしかないのだ!!(上記の動画参照)
ダブル主演という触れ込みながら、映画の終盤に監督にPVモドキを撮らせてしまったのだから、当時の蒼井優の悪魔的可愛さがどれほどのものだったか、想像に難くない。
(補足しておくと、本作の杏ちゃんも決して悪くない。十分可愛く撮れてる。でも相手が悪すぎた。)

青春の瑞々しさやイタさ、キラキラ感をパッケージする事に長けたドリーミンな映画作家、岩井俊二。
彼の手がけたヒロインは、松たか子、奥菜恵、Chara、伊藤歩などなど、錚々たるメンツであり、彼女らのほとんどが、キャリア最高の可愛ゆさを引き出されてキラキラと輝いている。
そんな中にあって、本作の蒼井優の神々しいまでの可愛さは群を抜いている。岩井俊二の最高傑作は「花とアリス」ではなく、蒼井優という女優なのだ、と言っても過言ではない。

蒼井優の絶対性に溢れた可愛さが見事にパッケージされた本作は、永く永く末永く、この日本国に遺していかねばならない。



 リンダリンダリンダ    山下敦弘 監督
ユン・ソナ→ペ・ドゥナ  香椎由宇  前田亜季  関根史織





花とアリスが蒼井優の一点突破主義ならば、リンダリンダリンダは、カワイコちゃんの波状攻撃だ!
劇中の全ての要素が、女の子を如何に可愛く描くか・・・?もっと詳しく言えば、高校生生活のしかも文化祭までの三日間という限定された空間と期間を使って、女の子を可愛く描く事に全力を注いでいる。ただ、それだけの映画。本当に本当に素晴らしい!!

本作と全く趣きを同じにしている「けいおん!」というとても醜い作品があるが、何故この作品が醜いかというと、結局萌え豚の欲望しかそこには映ってないからだ。
対して「リンダリンダリンダ」が何故美しいのかと言うと、一瞬で過ぎ去ってしまう少女の愛おしい時間を見事に切り取って見せているからだ。

本作を監督している山下敦弘は、当時はしみったれた男の曇天模様の青春を描くのを得意としていた監督だったが、本作では一転、少女の瑞々しさを見事に描いている。
キラキラしているだけじゃなく、高校生のダサさ・カッコ悪さも内包した演出が功を奏しているのだろう。どこか泥臭くて垢ぬけない少女たちの交流が、もう青春がとうに過ぎ去った我々のハートをズキュンズキュンと鷲掴み、あの頃へ僕らをタイムスリップさせるんだ〜〜〜〜!!

主人公たちの人選も素晴らしく、
香椎由宇(ツンデレ・キレイ所)、前田亜季(カワイイ系・ベテランアイドル)、関根史織(ブスカワイイ系・バンドマン)、ペ・ドゥナ(天然系・トリックスター)と、
実にバランスのいい布陣!(ホームページで調べたら、メンバー全員の血液型が違っている。芸が細かい!)

このキャラ設定のまま全国バンド大会みたいな熱い展開にスライドしても十分話が持つメンバー構成であろう。
しかし、山下監督はそんな無粋な真似はしない。

少女の美しさとは何か?
あえて断言させてもらうが、それは賞味期限がある事であり、それがとてつもなく短い事だ。山下監督はそれを熟知している。だからこそ、三日間という本当に短く、しかし濃密な時間の中で、少女の神々しい可愛さを凝縮したのだろう。三日間の時間の中で少女たちの関係性が刻一刻と変化していく様は、とてもスリリングだ。

ちなみに、今作では主役の四人だけでなく、脇役の娘に至るまでみんなカワユク撮れてるが、その中でも一番可愛いのは、ペ・ドゥナに告白に来る松山ケンイチだという事はココだけの秘密だ。




ミツバチのささやき   ビクトル・エリセ 監督
アナ(演:アナ・トレント)




寡作ながら、映画愛好家に熱烈な人気がある映画作家、ビクトル・エリセ。
絵画的とさえ言える完成された構図や、抑えめで派手な要素はないながらも心にグイグイ入り込んでくる役者の演技など、ザ・映画という美しさに溢れた作品を撮る監督である。
 
ビクトル・エリセについては、光と影のメリハリ具合や、荒涼としたスペイン風景の美しさなど、語りたい事は山ほどあるのだが、意外に言及されていないのは、この人は比類なき少女映画の名手である!という事だ。(というか、今の所フィクション作品では少女映画しか撮ってない)

この人は一貫して、少女の目からの大人の屈託を見つめる話を撮り続けている。

純粋でまだ何者にも汚されていない心で見る大人の世界は、それ自体がグロテスクなものに違いない。
しかし、それを安易にグロテスクなものとして映すのではなく(ヤン・シュヴァンクマイエルとか、そんな感じだよね!)、一つのファンタジーとして昇華しているのが、ビクトル・エリセのニクい所!
少女の目を通して見る大人の世界は秘密のヴェールに包まれている。それが故に、怪物にもファンタジーにも映る。
本作においてヒロインのアナは、グロテスクな怪物でしかない映画の中のフランケンシュタインを、精霊の使いと思い込み、自分の見ているスモールワールドにそれを探し求める。
少女の純粋さと、危うさを内包した、とても美しい設定だと思う。

さらには、そんな純粋なアナと対比するかの様に、ませた姉・テレサを配置するのも上手い(ベタっちゃベタだけど)。そして、その姉もちょう可愛いんですけど!!なんて贅沢な映画なんだ!!

この映画で自分が一番印象に残っているのが、ヒロイン・アナのまなざし。こちらの心を射抜く様な、真っすぐな目を投げかける。
ラストシーンの月明かりに映された神々しいまでの美しさは、当時7歳とは思えない程!

今作と「エル・スール」、どっちを選ぶか迷ったけど、「エル・スール」のヒロインは成長した後があまり可愛くないので、こっちを選出!




悪人   李相日 監督
石橋圭乃(演:満島ひかり)




本来ならば、この作品のヒロインは深津絵里だ。妻夫木との悲劇のカップルものとしても良い味出してるし、深津絵里のとっぽいネーチャンぶりも良く出ていて中々にキュートだ。
しかし、しかし、だ。どう考えてもどう見ても本作のヒロインは満島ひかりなのだ。JK!

いや、ヒロインが満島ひかりと言うのはいささか乱暴な言い方かもしれない。別の表現をするならば、本作の満島ひかりは、ヒロインの深津絵里を食い散らかすぐらいに、サイッコーにキュートに撮れているという事だ。

満島ひかりの魅力とは何か。
演技派?芝居の激しさ??エロさ???
違う違う。満島ひかりの魅力は『安っぽさ』だ!!!!!!!!!

思えば、私は去年から満島ひかりにメロメロだったが、その魅力を言語化するのに測りかねていた。
「愛のむきだし」での堂々たるヒロインっぷりに衝撃を受けたし、「川の底からこんにちは」のコメディエンヌっぷりもキュートやった。近頃は朝ドラのレギュラーや連ドラの主演などにも進出してその実力を見せつけている。
しかし、なんだろう、この感覚・・・。上手く言えない。
ブス可愛いというにはあまりにも美少女過ぎるし、かといって、通常の美人女優とはかけ離れた危うい雰囲気も持っている。なんだろう、なんだろう?と思っている時にこの「悪人」で答えは出た。

「悪人」での満島ひかりは、妻夫木に無残に殺されるOLを演じている。

この女、と に か く 安 っ ぽ い ! !

DQNである妻夫木と簡単に寝るのも安っぽいけど、イケメン(岡田将生)に媚を売って車から捨てられた所を妻夫木に見つけられるのも安っぽい!その後の殺されっぷりも実に安っぽい!!

「こ、これや!!!!」と思ったね。
今まで、僕が惹かれたひかりの魅力って、安っぽさ、もっと正確に言えば、はすっぱな女感がよかったんだな!本作ではそのひかりの育ちの悪さが前面に出ていて、本当にノックアウトされちまいました。
劇中では、ひかりには全く同情の余地がなく、全然可哀想に見えないところもポイント高かった。

「悪人」は、主演二人は素晴らしかったけど、善悪の彼岸というテーマが非常におざなりに描かれていたので、個人的には百点満点中マイナス5億点ぐらいの出来なんだけど、
図らずも満島ひかりの魅力を十全に引き出しているのを加味すれば、30点ぐらいには引き上げてやらんでもない。
恐らくは制作者が意図していない以上に、ひかりの安い女としてのカリスマ性が全面に出てきている。そうだ、ひかりははすっぱな女を演じさせたら日本一ナノダ!!

ひかりが、僕らのひかりが!
「ニンニク臭え!!」と、岡田将生の車からつまみ出されるシーンは必見である。




王立宇宙軍   山賀博之
リイクニ(演:弥生みつき)




先生!アニメ映画は映画に入らないのですか!
・・・否!

という訳で、私の映画鑑賞人生の生涯ベストワンに食い込みがちな王立宇宙軍のヒロイン、リイクニを選出です!

王立宇宙軍という作品自体が、アニメというジャンルで写実的リアリティーを極限にまで高めた作品であるが、それは人物造形についても言える。
主人公やその仲間たちが所属する王立宇宙軍の無気力っぷりが80年代当時ものすごくリアルだったのは言うまでもないだろうけど、宗教にどっぷりハマってるヒロインっていうのもまた、とても時代性があってカッコ良かった・・・と、思う(後追い世代なのでそこら辺は良く分からない)

現代社会でピュアな心性の持ち主は結果、宗教に食いものにされちゃうよね〜。「王立宇宙軍」では、その要素をとてもとても自然に描いてるからスゴイんだよ。ヤバい作品なんだよ!!

リイクニのとり付くしまの無さ、垢ぬけないダサさ、宗教をタテにどこか世俗を見下してるなどなど、一筋縄でいかない面倒くさい女っぷりもすっげーリアル!
普通の映画やドラマでも、ヒロインをここまで突っ込んだ性格にするのはあまりないんじゃないのか?(ヤンデレなどの特殊なフェティズムに基づいたものは除く)

そして、そのヒロインのめんどくさい性格は、後のGAINAX作品「ふしぎの海のナディア」のナディアに引き継がれ、さらにはエヴァンゲリオンのあの特異なヒロインたちにも繋がっているのだと思う。

昨今は萌え、という言葉が氾濫し、アニメの女の子たちは判で押したような性格・容姿に統一され、味気ない事、山の如しである。
フィクションの中で可愛い女の子を愛でちゃダメなんじゃない。
あまりにもダサくて可愛くないから、最近のアニメは駄目になんじゃないかーっ!!
かつて、歴史上にこんな素晴らしいヒロインがいた事を、アニメ関係者はしっかり学ばないといけない。




いつも通り、長くなったので、後編につづきます。

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コメント
ユン・ソナじゃなくて、ペ・ドゥナっすね。何でこんな間違いをしてしまったんだろうか・・・
  • たたみ
  • 2012/11/15 8:49 AM
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