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  • 2014.11.04 Tuesday
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心機一転、土工! part.2

すまきゅーさんのインタビュー執筆で寸断されていた、9月の色んなもの見聞きレポをまた綴っていきます。・・・が、時がだいぶ経ってしまい、けっこーうろ覚え・・・がんばっていきます。




「 宮沢賢治/夢の島から 」宮澤賢治『春と修羅・序』より)

『わたくしという現象』 構成・演出:ロメオ・カステルッチ
『じ め ん』 構成・演出:飴屋法水

@都立夢の島公園内 多目的コロシアム

http://festival-tokyo.jp/program/Yumenoshima/






毎年、ロメオ・カステルッチの公演を見に行ってる、フェスティバル/トーキョー。
過去に書いた記事はこちら→
http://sumou-zanmai.jugem.jp/?eid=70#sequel


さあー今年も見に行くか!ビックリさせてもらうか!と思っていたら、とんでもねー演目になっていた!!

ロメオ・カステルッチ VS 飴屋法水!!!!!!!!!!!!!
in 夢の島思念公園!!!!!!!!!!!!!

とんでもねー対戦カードキタああああああああああ!!
こりゃゼっテー見に行く!有給取ってでもイク!!!!!!
と、いきこんでたら祈りが通じたのか、休み取れまして・・・
夢の島に見に行ってきましたァン!!




で、レビュー。
が、レビューしようにも、何も書けない事に気付いた。
ただ、起こった事を、つらつらと書いていってもいいけど、どうせ煩雑な記事になってしまうので、印象に残った事を箇条書きで記していきます!!


・夜もとっぷりと暮れてから開場。観客は身の丈もあるくらいの白旗を手渡される。

・会場は森に囲まれた円形の原っぱで、中央がヘコんでいるすり鉢状。中央にはビニール製の簡易な客席の椅子が並んでいる。
そこに座らされるのかと思いきや、観客は会場の円周をぐるぐると列を成して回らされる。観客は全員先程の白旗を持たされていて、それが1000人近くもいるので異様な光景。何かの宗教儀式にも、未開民族の大移動にも見える。もうすでに、何かが始まっている予感。

・結局、客席には座らされず、円周をぐるっと取り囲む形で座る。
客席には一人だけ男の子が座った状態で演目が本格的にスタート。ずっとノイズの様な音が外周に取り付けられたスピーカーから絶え間なく流れている。

・男の子が席から離れると、なんと、客席の椅子が一人でに動き出す!!
ごとりごとりと倒れ転がりながら、次々と客席が動きだしていく。森の奥へと進んでいく大量の客席!!やがて客席同士がもつれ合い絡み合い塊になって、一個の生き物の様な巨大な塊になって転がる!
ゲームの塊魂みたい!!

・転がる椅子と呼応する様に、森の奥から白装束集団が転がりながら現れる。
白装束集団、しばらく中央広場で男の子にペンキを塗りたくった後(生き物に塗料を塗るの、好きだな!)、観客の中に紛れる。

・飴屋法水やら白人女性やらが出てきて、軽い会話のユニゾンをする中、観客の中に紛れた白装束集団に促されて、我々は渡された白旗を振った。1000人近くもの人間がでかい白旗を振る光景はさぞかし絶景なのだろうけど、白旗で視界を遮られていて、全く見えなかった(笑)


・カステルッチの演目が終わった後は、20分くらい休憩。夜風が心地よく、虫の声も聞こえてgood feeeeeeeeeeeling!!!!!!!!!!!!!
さっきまでのビックリ出し物大会の余韻を味わう。


・ガムランの音が響き渡る中、飴屋法水の演目スタート!!
5、6人の子どもたち(正確な人数は忘れた)が、とぼとぼと一列縦隊で登場。手に持ったスコップで地面を掘り始める

・地面には過去の記憶が埋まっているらしい。少年が掘り起こしたのはかつての夢の島=東京の記憶。
余談だが、ジョジョの奇妙な冒険にも、そういう事する敵キャラ出てきたなあ〜と思った。

・記憶が混線してきたのか、昭和天皇の玉音放送が混じったり、キュリー夫人の独白が混じったりする。その中、何故かロメオ・カステルッチが登場。「私はかつて舞台上で犬に噛みちぎられて殺されました」と、前回公演のビックリ演出を告白!!

・その内、猿の面を被った一団が(猿の惑星へのオマージュ)黒いデカい平台を持って登場。それを地面に直立させる。
後から考えて分かったが、ありゃモノリス(2001年宇宙の旅)だったんだな。

・キュリー夫人、逆さまになった膨らんだお餅・・・ではなくて、原爆の形をしたバルーンを引き連れて登場。地面を掘っている少年と対話。

・舞台上で自由に動き回っていた、飴屋法水。最後は哀れ、倒れた平台(モノリス)の下敷きになって死亡、そして演目終了。そこまで、全編シリアスな雰囲気だったが、下敷きになった飴屋法水の姿があまりに間抜けなので、笑ってしまった。

・音はノイズとガムランの複合でボワーンとしてて、とても気持ちの良いものだった。




・・・カステルッチにしろ、飴屋法水にしろ、野外空間を贅沢に使って、異空間を現出させていた。
両者が今回仕掛けてきたものは、我々が共通認識として持っている「演劇」とはかけ離れたものだった。空間に溢れる光、音、草や森などのロケーション、夜の空気、そして空。その全てを使って、劇とは違う、現象そのものを立ち上げているのではないか、と僕は感じた。

カステルッチは現象そのものを巻き起こして、そこから神々しい空間を形作っていた(それはすなわち神の所業といえる)
飴屋法水は逆に、ロケーションそのものから、記憶や歴史を振り返り、空間に配置していく手法を取っていた。

両者の空間へのアプローチは全く逆であるのに、醸す空気は結構似てるんだなー、と思った。

今日はとてもスペシャルな体験をしたな、と、満足して帰った。

帰り道にパンフレットを見たら、唖然!この演目、宮澤賢治を下敷きにしていたんか!!全然気付かなかった・・・相変わらずの原作仏恥義理っぷりだったなあ。微塵も宮澤賢治っぽさ、感じなかったよ。
宮澤賢治も、まさか死後80年近く経って、野外劇で思う様に自分の作品が蹂躙されてるとは夢にも思うまい。



以上、長々と書きつづっていきましたが、最後に声を大にして言いたいのは、この記事を見て猛烈に気になった人は、どんなに高い金を出しても次回の公演を見に行くべきだという事です。

ロメオ・カステルッチ、そして飴屋法水(過去のを見たことないけど、話に伝え聞く限り)の公演は、結局見に行かないと、体感しないと、まるで意味のないものなんです。
普段、チケットが高い、という理由でロクに演劇を見に行ってない自分ですが、カステルッチの公演は5,6000円平気で出せます。万単位かかっても行くと思う。
とにかく現地に行って、目撃・体感しない事には、何も意味が成さないのだ。この人達の作品は。
実際、ここまでレビューめいたものを書いてて歯がゆい気持ちになる作品はない。あの日、自分が体験した、衝撃や感動が10分の1も伝えられてないと、思うからだ。
もう、とにかく見に行ってください。も、結局それしか言う事無いっすよ。

記録メディア、そしてネットによる中継メディアが発達している今だからこそ、その強烈な一回性やライブ性は非常に貴重かつ、重要なものだと思う。

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  • 2014.11.04 Tuesday
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