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  • 2014.11.04 Tuesday
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たちつてとなかにはいれ

最近、書いてなかった、マンガについての雑感。
あ、書いてたら興が乗って無駄に長くなってしまったので、興味があるとこ以外は読み飛ばし推奨。





「ブラック・ジャック創作秘話~手塚治虫の仕事場から~」宮崎克 吉本浩二

数年前からやってる少年シャンピヨン(フランス語読み)のブラックジャック攻勢には正直言って飽き飽きだ。他に企画がないのだろうか。

BJトリビュートの単行本はいつ出るんですか!?と思っていたら、ひょんなとこから本作が登場した。
ブラックジャック連載直前の手塚はキャリアの中でも最も低迷しており、漫画家生命が断たれるかどうかの瀬戸際にいた。その状況を見かねた当時のシャンピヨン編集部は、手塚治虫に引導を渡し、最後の花道を用意させてやるつもりで連載を持ちかけたそうだ。
しかし、BJが連載されるやいなや、たちまち人気に火が付き、手塚は見事に人気漫画家として返り咲いた。これは手塚治虫の中でも有名なエピソードの一つである。
本作はその時期のエピソードを中心に構成された実録ノンフィクションマンガである。

雑誌掲載時からビビっときていた。

これは・・・文句なしに面白い!!

神様・手塚治虫の必殺エピソード集!!
手塚の破天荒なエピソードだけでも十分におもしろいのだけど、さらに特異なのは・・・
神様・手塚をまさかの肉体労働者扱い!!


汗まみれの肉だるま!!



トチ狂った眼!!完全にイッちゃってます!!



結果・・・漫☆画太郎センセイのマンガみたくなってる!!

神・手塚をここまで堂々と汚しまくった漫画は他にはあるまい。しかも狙ってやってる訳ではなく、ほとんど天然っぽくやらかしちまってるのがポイント高し。

ああ、画像1枚目の手塚センセの笑顔が脳に焼き付いて離れない・・・

「進撃の巨人」 諫山創


進撃、流行ってますね。まあ、流行りものは無意味に抑えとくっていう悪癖ゆえか、チェックだけはしとりました。が、正直あまり好きではないです。
つまんない物言いだってのを自覚した上で言いますが、この人、まだ下手だよ。

筋運びがぎこちないのと、キャラクターデザインを始めとした絵が小慣れていないってのはしょうがないとして、この人、絶望的に文章が下手である。しかもこれって今後も改善が見込めないレベルの下手さだよ…なんつーか、身も蓋もない言い方をするとセンスがないのだ。

優れたマンガ家ってのはすべからく文章力も求められる。その作家にしか出せないセリフやモノローグのグルーヴ感ってのがあって、それが絵と一体化してマンガとして我々の前に現出した時の快感は得も言われぬものがある。
有名で分かりやすく、かつ代表的なのは、ジョジョとか、覚悟のススメであろうか。両者とも絵だけでも突出しているけど、そこに文章表現が重なる事によって更なる高みへと登る作品になっている。
柴田ヨクサルなんて、セリフの圧倒的な面白さだけで成り立ってるマンガ家だものな。

そーいった駄目な部分も加味した上で更に言わせてもらうと、全体的に惜しいのだ、進撃は。
血も涙もない展開や、続きが猛烈に気になる引きの強さなど、今までのマンガにない良いところをいっぱい持っているんだけど・・・残念ながら、イイところがそれしかなかったんだよなあ〜・・・
作者の諫山創は今作が初連載で特に他のマンガ家に付いて下積みを積んできた訳ではない。つまり、まだまだ描き手として発展途上段階で、マンガという文法が分かっていないのだ。セリフ運びの稚拙さや、エピソードやコマ構成のグダグダっぷり、そして、強烈に印象に残る絵の下手さ・・・(これはでも、長所に成り得る部分でもある)
これらの諫山創の未熟さは、普段マンガに縁がない読み手にも一発で分かるほどに、はっきりと画面に表れている。目を覆わんばかりに。

まあ、でも、諫山創みたいな事例は今までマンガ界には溢れかえっていた。ほとんど素人同然の描き手がいきなりプロの現場に飛び込むって事は古来からマンガ界で行われてきたのである。マンガってのは最低限作者1人がいれば出来るから、新人がポッとデビューしやすい環境なんですなあ。昔はマンガ家が10代でデビューするのは当たり前で、絵的にも素人寸前!みたいな者もたくさんいた。
しかし、進撃が過去のそういった事例よりも特殊なのは、玄人受けをしている事だ。マンガ読みと言われる人々の間で進撃の巨人は最初に話題に上がった。それからあれよあれよという間に人気作品になり、特にマンガ動向に興味のない一般層にも瞬く間に浸透した。
これは、ネットの口コミ効果だとか、マンガ紹介ムックの台頭だとか、色んな要因があると思う。いずれにしろ、進撃の巨人は硬派なマンガ読みからは異常なくらいに好かれているし、彼らが発信していったムーブメントであるのは間違いない。

しかし、その実、このマンガはいつ崩壊してもおかしくない爆弾をいくつも抱えている。マンガ読み達の高い評価とは裏腹に、新刊が出る度に作品の綻びはどんどん広がっていくばかりである。つまり、諫山創は長期連載をこなすだけの作劇体力がなかったのであり、その実力に見合ってない高い評価が独り歩きしているのに過ぎないのである。
こういった素人より半歩飛び出ただけの人の作品が、さも世紀の傑作としてヒット作に祭り上げられているのは違和感を感じる。作品そのものの面白さよりも、メディアでの話題が先行している気がして作品本来の評価がぼやけている様に感じる。話題になるだけのパワーがある事は確かだけど、様々な作品を読み漁ったマンガ猛者の方々の異例の高評価には首をかしげるばかりだ。そんな言うほど、面白くねーんじゃねーの?

進撃の巨人が連載されている別冊少年マガジンは、もう、とにかく進撃の巨人をプッシュしている。まだ新しい雑誌であるし、雑誌の屋台骨となる作品が早急に必要だった、という事情も分かるには分かる。
だけどなあ、化ければ「寄生獣」クラスになるかもしれない作品が、どんどん凡庸につまらなくなっていくのはホントに忍びない。例えばアフタヌーンみたいな、作家を大事にする雑誌でゆっくりじっくり育てれば良かったんじゃないか。




「バニラスパイダー」 阿部洋一


そんな、進撃の巨人が連載されている別冊少年マガジンに同時に連載されていたのが、「バニラスパイダー」だ。私は当初からこのマンガを推していたが、残念ながら世間一般の認知度や人気は今ひとつだった様である。
こちらは、絵柄からして軽妙洒脱。黒味成分の多い版画調のほのぼのした絵なのに、中身は人間が無残にバラバラにされる、スプラッター・・・しかし、クリーチャーも含め、どこか可愛らしいという、不思議な魅力を持っています。

物語は人間に擬態化したエイリアン【エレベター】が跋扈する冬の街が舞台。主人公雨留ツツジはとにかく地味で目立たない少年。人知れずエレベターが人を食い荒らす現場に出くわしても、影の薄さ故にエレベターに気づかれないので、彼は無事なのである。
恋する女の子、水野さんの護衛と称して、実際は後を付け回すというストーカー行為を働いているツツジ。そこに目を付けた宇宙人と名乗るエキセントリックな青年・津田に、彼はエイリアン退治を依頼される。
しかし、津田がツツジに渡してきた武器は、なんと一本の蛇口であった・・・

そんなビザールな世界観で展開される物語は、なんと少年の成長譚ッッ!!
王道の少年マンガナンデスヨっ!奥さん!!
絵も小道具もクリーチャーも、一筋縄ではいかない独特の美意識に根差されているのに、話自体は、これでもか!というほどに少年マンガなのである。
一人の少年が自分にしか出来ない特技を生かして、他者とのつながりを獲得していくっていう・・・もう、言い訳しようもない程に少年マンガなんである!!

変なマンガ好きなのに、実は少年マンガ大好きなたかだたたみは、一瞬でハマりましたね!
こいつぁ、カッコイイぞ!!と。
作中で妙にでかい女の子がノーツッコミでヒロインと談笑してたり、街の警官がビョーキっぽくてエレベターより怖かったり、作中の小ネタもいちいち変なセンスなんだけど、癖になる人は即効でハマると思います。

まあ、そんなこんなで連載を見守っていたんですが、残念ながら売れず大した話題にならず、ちょいと後半駆け足気味に単行本三巻で終わってしまった。悲しい・・・

しかしながら、ラストの展開も非常に良かった。
物語は急転直下、急にセカイ系っぽい引きこもり全開の雰囲気に傾く。主人公も敵の親玉の作りだした心地よい閉鎖世界に拘泥しそうになるが、
ふと、ピンチに陥ったヒロインを助ける為にこわばった身体が自然に動いてしまい、敵を倒す。
この、ふいに体が動いて人を助けるってのが、イイ。押しつけがましくない。「とにかく行動しろ!!そうすりゃ何かしら道は開けるから」というメッセージ。沁みる・・・!
これって、昨今隆盛を極めているセカイ系に対するアンチテーゼにも見えるのだ。
そう、ウジウジしても何も始まらねーよ、と。少年マンガは主人公が行動を起こすからこそ、ハッピーエンドになるんだよ・・・そんな作品だと僕は受け取った。

そんな感じで、実にイイ作品だったのに惜しかった。単行本5巻ぐらいで纏まってくれたら、サイコーの傑作になっていたろうに・・・
ああ無情・・・




「森山中教習所」 真造 圭伍


「仲良し団の冒険」 西村ツチカ



ここ最近ニューウェイブと言われてる、新人漫画家、真造 圭伍と西村ツチカの作品。
二者とも、先行する漫画界の巨人の影響を強く感じさせる。
真造は松本大洋や小田扉の絵柄とユルいグルーヴ感を継承しているし、西村ツチカは高野文子チルドレンと言っていいほど圧倒的な影響を感じる。
しかし、両者とも只のフォロワーという訳ではなく、偉大なる先達の作風を取り入れながらも、それを自分の作風へと消化(昇華)し、自分のスタイルにしていってしまっているって事だ。

その取り入れ方は非常に軽やかで独特であり、両者ともアーティスティックな作風ながら重苦しさを感じさせない所もすごい。押しつけがましさがなくて、エンタメとしても卒がないのが特徴でしょうな!!

真造は松本大洋や小田扉の、一見さんを拒絶する様な独特の臭みを上手い具合にポップさに昇華しているのが見所。
松本大洋・小田扉の作品は、共に非常に普遍的なテーマを扱ってはいるが、とにかく取っつきにくい。松本大洋はなにより絵が、小田扉はアンチ盛り上がり主義な話の筋運びが、一般の読者を遠ざけている。
正にそれこそが両作家の偽らざる個性だし、孤高の高みに達している部分であるとも言えるが、マンガ読者のワガママとしては、この両作家が描いた、メジャー級に分かりやすくて面白い作品も読んでみてー!!と思うのが人情である。
そんな我々の夢を叶えてくれたのが、真造 圭伍その人である。
真造 圭伍は構図が必要以上に凝っていない松本大洋であるし、ちゃんと盛り上がるとこは盛り上がる小田扉である。
両作家のファンであった僕は、この「森山中教習所」を読んだ時、「その手があったか!!」と膝を打った。具体的にこういう作家を待っていたわけではないけど、潜在的に自分はそんなドリームを欲していたのだなあ〜と気付いた。

「森山中教習所」は、真造の絶妙なバランス感覚がそのまま魅力になってる好編。夏のうだるような暑さも、ほのかな恋も、友人間の微妙な揺れ動きも、ゆりかごの中にいる様な心地よさで読ませてくれる。
しかも、ちゃんと物語として面白い!!ってのが重要。絵柄とか雰囲気で敬遠してる人はもったいない。適度に笑えて泣けて、最後はちょっと元気になる・・・そんな作品です。


西村ツチカは、画面を見ると一発で高野文子のフォロワーだと分かる。それくらいに強い影響を感じさせる。
まあ、まず持って高野文子のフォロワーになれる時点ですごいんだけど(高野文子のマンガは独特かつ高度過ぎて真似しようとしても簡単に真似できる代物ではない)、更に付け加えるならば、西村ツチカは絵が良い。デザイン性や機知に富んでいて、かつ描く女の子がめちゃくちゃカワイイのだ。
高野文子に比べて艶があるって事ね。エロいし。
さらに驚くべきは、その展開の読めなさだ。通常のマンガはページがめくれた所でビックリする仕掛けを用意するが、西村ツチカのマンガはそれがコマ単位で起こる。油断していると、次のコマでとんでもない事が起っていて、「ワッ!」と、驚いちゃうくらいだ。
ジェットコースターの様なめくるめく展開に、酔う。
その内、その酔いがクセになっちゃって、ページを繰る手が止まらなくなってしまう。そんくらい中毒性が高い作風だ。

処女単行本、「なかよし団の冒険」は西村ツチカのストーリーテラー、いやさ、漫テラーとしての手腕がいかんなく発揮されている。キャラ、コマ構成、物語、そして女の子のカワユサ!!全ての要素が、タチまくってる!予想外の超展開にゲラゲラ笑ったりホロリとしたり、喜怒哀楽が総動員で揺り動かされる!!
マンガを持つ手がワナワナと震えるくらいに感動したのって久しぶり!!超オススメ!
新作、「かわいそうな真弓さん」も、良い。物悲しさがファビュラスマックス!!!!!






「SKET DANCE」 篠原健太


ええ、いまさら全巻読みましたよ。ハマりましたよ、結構。
個性豊かな3人組高校生が、困った人を助けるべく東奔西走する、とゆう話は同じジャンプで連載している「銀魂」の学園マンガ版を思わせる。
それは、まあコンセプトとしては正しい。最初に読んだときは只の二番煎じに感じたし、実際「銀魂」は好きではないので、この作品もしばらく読み飛ばしていた。

しかし、いつの間にかチラチラっと読む様になり、場合によってはギャグで笑ってしまう所もあった。銀魂にはあざとさを感じるのに、不思議と「SKET DANCE」にはそれを感じなかった。

「SKET DANCE」は何が優れているのかというと、少年マンガらしからぬそのストイックさだ。
「SKET DANCE」はやろうと思えばバトルものにも、破天荒なギャグものにも、そして下卑たエッチラブコメにも、なんならBL狙いの要素も取り込める。如何様にも変化し特定の読者層に狙っていけるマンガだ。それぐらい作品の懐はでかいし、作者の篠原健太にはそれに見合う実力がある。

しかし、「SKET DANCE」はそれをやらない。読者の安易な欲望には乗っからない。あくまで作品の本質を守り続けている。そのストイックな姿勢は全巻通して読んでみて、強烈に印象に残った。

とにかく「SKET DANCE」は地味だけど、着実にイイ話を書くのだ。
キャラを丁寧に掘り下げ、そのキャラに見合ったエピソードを効果的に配置し、読者を飽きさせない様に小気味よいギャグを間に挟み、最後の最後でテーマに沿ったハッピーエンド(もしくはオチ)を持っていく。多少強引な回もあるが、1話完結の中にしっかりと伏線を張って、それをしっかりとオチに活かしていく。
ちょっと少年マンガとしては異常なほどの出来栄えである。
こんなマンガが、とにかく盛り上がる要因を後先考えず特盛で読者に畳みかけるのが信条のジャンプで連載されている事が奇跡に近いのでは?

特に触れておきたいのが主人公のボッスン。彼のヒーロー性が今までありそうでなかった斬新なものになっていて、それが本作の肝になっている。
学園内での助っ人を買って出る部活、スケット団の部長、ボッスンは少年漫画とは思えない程に地味な主人公だ。特技は「集中」で、それが射的や難事件の推理に役立ったりするくらいで、他に目立った特技はない。(他にも手先が器用っていうやはり地味な特技があるwww)。彼はリーダーとしても頼りない。すぐテンパるし、子どもっぽいし、ひょんなところで傷ついてすぐ泣く。作中でもそこは積極的にイジられている。
まあ、要は今風の駄目男なんだけど、しかし彼のキャラクター性は常に一貫性があり、ブレる事はない。それは、「人助けをしたい」という純粋な思いであり、それに根ざした行動だ。彼が泥にまみれ、時には酷い目にあったりカッコ悪い結果になっても、彼は困ってる人の手助けをする。決して困ってる人を見捨てない。
その純粋さが、作中の人物のみならず読者の心をつかむのである。つまり、彼のがんばりを僕ら読者が応援したくなっちゃうのだ。
ボッスンは少年漫画の主人公みたいな愛され方をされてない。むしろ仲のいい友達みたいな愛され方なのだ。マンガのキャラなのに、極めてリアルな、友人の様なヒーローなのだ。
読者をそういった心理に持ち込むって、ちょっとすごくないか?

日常のすぐ隣にヒーローがいる。っていうのは昨今流行っている傾向だが、「SKET DANCE」ほど、そういった等身大のヒーロー性の提示に成功した作品はないのではないか?
しかも、それが素直に読者に受け入れられているのも非常に興味深い事象である。

「SKET DANCE」は昔よくあった、学園もの生徒会マンガの亜流作品などでは断じてない。むしろ、ストーリーもの少年マンガの最新アップデート版と捉え直した方がいい。それぐらい、少年漫画の進化の突端に立っているマンガなのではないか!?
と、僕は興奮の禁じえない頭でそう叫んだ(もちろん頭の中で)

まあ、とにかくこれ、本当に純粋にイイ漫画です。
キャラの漫才が若干脂っこい感じしますが、そこを差し引いても十分面白い。面白い話ってなんだ?という問題に対して、作者の篠原健太は非常に真摯な作り手であると感じた。
本作は、単行本にして20巻も出ているのに、未だマンネリに陥らず、しかもまだまだ掘り下げられていないネタはいっぱいある。
これって少年マンガならずとも結構すごい事なんじゃない?少なくとも後10巻くらいは読みたいマンガだ。

つまり、何が言いたいかっていうとさ、

「ワ ン ピ ー ス 早 く 終 わ れ ッ ッ ! ! ! ! ! ! ! ! !」




・・・ああ、ジャンプで思い出したけど、「ハンター×ハンター」どうなるんだろうか。猛烈に気になってしょうがない。ハンターがジャンプに載ってる時期だけは交通事故とかで突発的に死にたくない。
今、3月から日本で起きてる現実。それに対して作品でレスポンスをしている作家の方々を僕は本当に尊敬する
尊敬している・・・が、自分の心情として正直に言うと、そんな「現実」に簡単になびかないで欲しいとも思う。
未曾有の大災害に際してもビクともしない、日本のカルチャーの力強さをも見せてほしい。それは現実から逃避するってことではなく、現実の傍に寄り添いながらも、何か美しく崇高なものを見せてほしいって事だ。
「震災ヤバい!放射能ヤバい!」って喚くだけの時期は過ぎたと思うのだ。そっからの『先』をどう提示して見せるのか。それをやるべきだ。この国で異常に奇形児化したゲージツや、かるちゃーの腕の見せ所だと思います。

「ハンター×ハンター」は、その中でも一際、『先』を提示してて、サイコーにカッコイイ少年漫画だ。
「ハンター×ハンター」の素晴らしい所はどんなハードでエグイ題材を使っても、最終的にそれを少年漫画として結実させることだ。
富樫はいつだって、現実にある様々な事象や問題を自らの少年マンガに取りこんできた。
組織ぐるみの巨大隠蔽工作、テロリズムの終わりなき報復合戦、ネットゲームの危うさ、バイオハザードに、北朝鮮ライクな独裁国家・・・などなど。富樫は現実に横たわるこれらの問題を積極的に作品に取り入れ、少年マンガにしてきた。

今、ジャンプでやっているキメラアント編のクライマックス・・・これはもー、今の日本で描き得る最高の少年マンガである事を確信している。
すごい!スゴイゾ!!まさか敵のボスがあんな倒され方をしてしまうなんて・・・!!(精一杯ネタばれしない様にがんばっています)
こいつぁヤバイぞ!!!!

しかし、そんな風に過酷な現実を取り込み、物語のハードな部分が前面に出てきても、ハンター×ハンターは、いやさ、富樫義博は少年マンガである事はやめない。
いつだって少年マンガは、カッコよくて手に汗握るバトルと、目眩がする様な輝かしいハッピーエンドがなくっちゃ!!

そう思っていたら、先週のジャンプをコンビニで立ち読んでいたらひっくり返りそうになった。
こ、こりは・・・サイッコーのハッピーエンドですやーーーーーん!!!!
嗚呼、僕は快哉を叫びたい!!



「富 樫 、も っ と マ ン ガ 描 け え え え ぇ ぇ 〜〜〜〜!!!!」





ハッ!気づいたら少年マンガの話ばっかりしてたなー。

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