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  • 2021.10.13 Wednesday
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お前に食わせるタンメンしかねえ!

もう先月の話だ!爆音映画祭行って来ました!http://www.bakuon-bb.net/

観た作品は、「ゼイリブ」 「サウダーヂ」 「AKIRA」 「ハーダーゼイカム」。









「ゼイリブ」 

とても素晴らしい映画体験!B級映画の帝王、ジョン・カーペンター監督の不朽の名作!!
子供の時に見たきりだったので、内容は完全に忘れてた。初見で観たみたいに興奮した!

この映画は、物語の前半後半に分かれて、極端な2重構造になっている。
前半は、ハードSF的な社会風刺作品として、重厚な雰囲気を匂わせている。社会の底辺で生きるガテン系労働者の主人公が、ある事件をきっかけに自分の住む社会の本当の姿に気づいてしまう。これが、前半の大まかなストーリー。
そこまでは本当にまとも。
が、後半、あるシークエンスを境に、積み上げたハードSFな雰囲気は粉々に決壊!
後は銃をバカスカ撃ってドッカンドッカン敵を倒すだけの、超おバカなアクション映画に変貌!ゲラゲラ笑った!

物語のテーマはズバリ、資本主義・消費社会批判。
もしもそのテーマに沿って本作がマジメに作られていれば、純粋な社会派作品として批評家筋には褒められたかもしれない。それぐらいカーペンターは実力のある監督だ。
しかし、その積み上げた物語の道筋やハードなイキフンは、後半で見事に台無し!ただただ派手で大味なアクションシーンやご都合主義が乱舞する!「気に入らねえ奴はぶっ飛ばす!!」な、単細胞な仕上がりに!

これは、プロデュースミスと言うよりかは、カーペンター流の批判精神と受け取った方がいいだろう。

「お前ら揃いも揃って辛気臭い説教映画ばかり撮りやがって!!」

カーペンターは保守化していく映画界に向けてこんなメッセージをこの映画に忍ばせているに違いない(妄想)
世にはびこる「社会派作家」たちに対する、最高の嫌がらせと言える作品。
すっげー男らしい!!



「AKIRA」

今回、爆音で見れて一番よかった作品!
もう何回も観た作品なんだが、それでもエキサイティングな映画体験だった。AKIRAは音の使い方も超1級品なんだけど、それを堪能できた。

芸能山城組の民族音楽がベースなのに、テクノみたいな無機質なサウンドデザインが超カッコエエ!!

声優の演技バランスも含め音的には完璧で、音と映像のリンクっぷりは半端じゃなく完成度が高い。本当にAKIRAは革命的な映画だったのだナァ〜と、溜飲の下がる思い。
細田守を初めとした、「有名俳優・声優素人の起用=実写映画みたいな生々しさが出せるんじゃね?」という、大いなる誤解を抱いてる三下どもは、当時の大友の爪の垢を1000回ぐらい飲め!!と、言いたい。



「ハーダー・ゼイ・カム」

レゲエやジャマイカが世界的に受け入れられる起爆剤となった映画。
なんと、ジャマイカ初の国内映画だという。1973年公開。

筋は単純な黒人ゲットーもの。
ちょっとこういうのはあまり好きな部類の映画じゃないなーというのと、さすがに連日の夜勤や夜遊びが祟って強烈な睡魔に襲われ、半分くらい寝てしまった(笑)なんでまともにレビュー出来ません。スミマセン・・・

唯一心に止まったのが、主人公の歌手を目指す青年アイヴァンが、晴れてレコードデビューをしてダンスホールでレコードをかけてもらうと、聴衆がザワッ・・・となるシーンがある。
まあ、音楽立身出世ものならば定石とも言えるシーンなんだけど、それに曲そのものの力が追いついてるかと言うと、微妙なケースが多い。フィクションの嘘を感じとってしまう事の多いケースである。

しかし、この映画は違った。す、すげーカッコイイ!思わず眠たい目を見開くくらいに、恰好よかった。音楽の凄さが作品の説得力を牽引する作品と言えるのではないか。

ていうか、「言えるのではないか」とかスカシた事言う前にちゃんと作品観ろって話ですよね。ビデオで見直します(笑)




「サウダーヂ」 http://www.saudade-movie.com/

書いててやはり長くなったので、別の記事にしてアップします。
数年前に観て衝撃を受けた「国道20号線」を作った、空族による新作!!、「国道20号線」の詳細はコチラ→ http://sumou-zanmai.jugem.jp/?eid=8#sequel

個人的な好みに限って言えば、国道20号線のが好きなんだけど、今回はより劇映画っぽい作りになっていて登場人物に感情移入しやすくなっています。色んな人に受け入れらる作品になりそう!こういうのは喜ばしいデスネ!
もちろん、リアルの洪水みたいな作品のクオリティーは健在!!

見に行った回がワールドプレミアだったので、会場には出演者や関係者が結構いた。みんな劇中でゲラゲラ笑ったりしていて、臨場感があってそこも良かった。至福。

今、一番注目してる映画です!!

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